急な下痢や発熱、嘔吐がある場合は病院へ行きましょう。
ミネラルウォーターで下痢になる?
ミネラルウォーターで下痢が続くって、本当?と思われる方がいらっしゃると思います。実はミネラルウォーターは種類が豊富で、種類によっては下痢を引き起こすものがあるのです。
日本の水は、蛇口から直接コップに注いで飲めるくらい、安全基準の高い水です。しかし海外では飲料用の水は購入するのが一般的で、巷でよくみかけるミネラルウォーターも、海外では日常的な飲料用として購入するのが普通です。
日本では近年、ミネラルウォーターがダイエットに良い、痩せやすい体を作る、などとして女性雑誌で特集を組まれたりすることも多くなりました。一昔前に比べると、実に様々な種類のミネラルウォーターが選べるようにもなりました。
ダイエットに良いとの見解は、ダイエットで食事制限をするとどうしても、ミネラル不足に陥ってしまう危険があるため、食事から補えないミネラルをカロリーのない水から摂取しましょうという話です。
しかし、もともと日本の水が軟水であるのに対し、海外のミネラルウォーターは硬水であることがほとんどです。特に含まれているミネラルの中でもマグネシウムが多いものは、お腹が弱い方は気をつけなければなりません。
マグネシウムは便秘症の人にお薬としてだされることもある成分で、消化管内の水分の吸収を妨げ、便の軟化、瀉下作用をもたらします。
便秘は美容と健康の敵ですから、これを解消する事によって、肌ツヤがよくなったり、身体の代謝も上がってやせやすくなるなど、期待できる健康効果はたくさんあります。
ですが、やはりお腹の強さは人それぞれです。硬度の高い水を飲んでもへっちゃらな人もいれば、ちょっとの硬水が原因で、すぐお腹を壊して下痢が続くひともいます。自分はどちらのタイプなのか、ミネラルウォーターの前向きな言葉にばかり惑わされず、ちょっと深呼吸して慎重に選んでみましょう。
以下に主だったミネラルウォーターの硬度を比較してみました。参考にされてみてください。
ミネラルウォーター別 硬度比較
品 名 |
採水地 |
硬度測定値 |
硬度表示値 |
カルシウム(mg/l) |
マグネシウム(mg/l) |
エビアン |
フランス |
293.6 |
— |
78 |
24 |
コントレックス |
フランス |
1559 |
— |
486 |
84 |
ヴィッテル |
フランス |
309.2 |
— |
91 |
19.9 |
ボルヴィック |
フランス |
49.8 |
— |
9.9 |
6.1 |
六甲のおいしい水 |
神戸市灘区 |
84.1 |
84 |
25.1 |
5.2 |
特にダイエットにおすすめだといわれるコントレックスは、かなり硬度が高いことがわかります。海外のものは硬度がパッケージに記載されていないものが多いので分かりにくいのも、飲みすぎてしまう要因の一つかもしれません。
はじめにも書きましたが、日本の水は軟水です。軟水も硬水も見た目は同じですが、成分の違いから、一般的に軟水は口当たりが軽く、硬水はマグネシウムが多いほどしっかりした飲みごたえを感じるようです。
やはり身体には、その土地にあるものが一番しっくりくるものです。お腹を壊してまで、理想的な体型になっても、それは真の健康、美しさとは呼べないものではないでしょうか?
真の美しさはやはり健康的であることです。腸内環境が良好で健康的であればあるほど、見た目も若くなります。下痢が続いたり、下痢の原因がわからなくても、まずは腸内環境をしっかりと整えることから始めてみましょう。下痢の改善はとても早くなります。腸内環境をしっかり整えるために必要なサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。