フルーツで下痢に?

フルーツで下痢になる?

フルーツで下痢になると言えば、「えっ!」と思われる方は多いと思います。フルーツは皆さん、食後のデザートや子どものおやつなど、どちらかというと嗜好品として召し上がられる機会が多いのではないでしょうか?

見た目、香り、味、どれをとっても私たちの食欲をそそるフルーツは、実は私たちの体が本能的に求める食材です。

なるほど、野菜ほどまではないにしても、たしかに健康的だし何より美味しいし、いいことづくめな食材のような気もしますが、実は食べ方や食べる種類によっては下痢が続く原因にもなるんです。

桃、さくらんぼなどバラ科の植物は、葉で光合成された糖質「ソルビトール」が、腸で消化吸収されにくいため、お腹が緩くなったり、ひどいときは下痢になったりします。

ソルビトールは甘味料として非常にポピュラーです。血糖値を上げないので糖尿病患者にも推奨されていますが、添加物としても多岐にわたって利用されています。

食品の変質防止や品質保持、湿潤調整などの作用があるためです。湿潤調整の機能を利用した代表がコンビニのおにぎりで、ソルビトールのお蔭でご飯がパサパサにならないんですね。

桃やさくらんぼでお腹を壊すといっても、あまりにたくさんの量を一気に食べたりしなければ大丈夫でしょう。ただ、いつも下痢気味、もしくは下痢が続いている方、おなかが敏感な方は避けたほうが良いでしょう。

風邪をひいた時などはビタミンCが良いといいますね。そんな時、レモン、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類を召し上がられる方も多いと思います。しかし、これらクエン酸を含む果物は腸管を刺激するので下痢のときにはよくありません。

また、フルーツを食べるタイミングも大事です。フルーツは独自の消化酵素を持っているので、食べたときには胃を30分位で通過します。他の食べ物と一緒にフルーツを食べるとフルーツは胃を通過できず止まってしまいます。

そして糖が発酵してしまい、他の食べ物の消化まで妨げてしまいます。これにより、人によっては食後たくさんゲップが出て苦しくなったり、消化不良から下痢という症状が現れたりします。

ですので、フルーツを効果的に食べたい!ということであれば、胃が空になっている朝食時で摂るのがよいとされているのです。食べ物に関する知識は知れば知るほど奥深く面白いものです。下痢改善のために食生活を見直す前に、こうした食に関する基礎知識も一緒に学べたら良いですね。

ところでコンビニの件ですが、コンビニ食品はソルビトールをはじめたくさんの添加物が入っていますの下痢が続いている方は下痢が早く改善するためには避けましょう。またコンビニ弁当は必ずチン(電子レンジにかける)しますよね。

チンすると食べ物の酵素が壊れてしまいます。酵素は消化を助ける働きなどをしますので、消化をする力が弱くなり、下痢がいつまでも続き、なかなか下痢が改善されないような状況になってしまいます。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
健康な腸であれば下痢をすることなく何でも食べられますが、腸内が弱ってくると食べ物の消化、解毒、排出の力が弱ってしまいます。下痢が続いてその原因がわからない時にはまずはしっかり腸内環境を整えてみましょう。

腸内環境が整うと下痢の改善は早くなります。腸内環境を強化するのに必要なサプリメントがありますので賢く、上手に利用しましょう。