ストレスから冷え下痢に

下痢が続く原因はストレスから冷えになりそして下痢になる

下痢が慢性的に続く原因の一つに、ストレスから体が冷えその結果慢性的な下痢になんることが多いものです。ではなぜストレスから体が冷えて下痢になるのかご一緒に考えてみましょう。

下痢の原因..ストレスが冷えを招く

過度な精神的ストレスが長時間続くと、全ての器官を調整している自律神経がそれらを排除しようと頑張るあまり、体を守ろうと防御反応を起こして、自律神経自体のバランスを崩してしまい、全身の機能に支障をきたします。そんな状態のことを自律神経失調症と言います。

自律神経失調症には様々な症状が出ますが、「冷え」も自律神経失調症の中では代表的な症状の一つです。
不安やストレスが原因で自律神経のバランスが乱れると、血流が滞り全身に十分な熱が送られなくなってしまい、体は「冷え」、それが慢性的な冷え性の原因ともなるのです。

「冷え性」と聞いて真っ先にイメージされるのは手先や足先の冷えだと思いますが、実は冷え性の症状はそれだけではありません。では冷えた体内では何が起こるのか見てみましょう。

冷えると起こる様々な症状

①血流が悪くなる
体の冷えによって血管が収縮すると、血流が悪くなります。血流が滞ることで毛細血管まで温かい血液が流れず、ますます手足が冷えてしまうのです。

また、人間の体は冷えると内臓を先に温めようとするため、血液は体の中心に集中します。

そのため、末端となる手足に十分に熱が行き届かないというのも、手足の冷えが慢性化しがちとなります。

②老廃物が溜まる
冷えで血流が悪くなると代謝が低下し、体内には老廃物が溜まりやすくなります。

また、お尻や太ももといった下半身に老廃物が蓄積されると、女性の敵ともいえる「セルライト」というかたまりになることも。肥満や生活習慣病の原因にもなりえます。

③免疫力が低下する
体温が下がることによって、免疫力も低下してしまいます。冷えによって疲労を感じやすくなったり、風邪を引きやすくなったりするのもこのためです。

免疫力が低下したままだと、生活習慣病やアレルギーといった病気につながる可能性もあります。

④閉塞性動脈硬化症の危険
冷えと足の痛みが同時に現れた場合には、閉塞性動脈硬化症などを疑ってみる必要があります。

閉塞性動脈硬化症は四肢、特に下肢の動脈硬化で問題となることの多い症状ですが、足に酸素や栄養がいきわたらないと血流が途絶えた部分が壊死してしまい、最悪の場合では切断しなければならなくなります。

さらに、足に動脈硬化がある場合は、心臓や脳の血管にも動脈硬化が進行している危険性があるのです。

⑤大動脈弁狭窄症の心配
足先が極端に冷えるような場合には、大動脈弁狭窄症の心配もあります。

これは全身に血液を送るポンプの役割を果たす左心室と、大動脈の間にある大動脈弁が硬化し、血液の通過できる部分が狭くなる病気です。

進行すると、心不全で突然死してしまうケースもありますので注意が必要です。また、冷えとめまいや息切れが起きた場合は、心臓病との関連も疑う必要があります。

こういった場合には、迷わず専門医を受診して、しっかり検査を行いましょう。

⑥下痢や便秘
自律神経が乱れて、体が冷えると、腸の異常収縮が起こり下痢になります。

下痢により排出される水分は血液からもたらされます。そして血液から水分を排出した結果、「末梢(手先、足先)への体熱の移動を抑制して、体幹部の熱を逃がさないようにすると同時に、熱容量を下げて体温を上げるのです。

体が急激な冷えに接した緊急事態においては熱を逃がしてしまう手や足への血の巡りを敢えてストップしてしまい、お腹周りの最も大事な部分だけを確実に温めようとしているのです。

冷えるとおしっこが近くなるのも、水分の体外排出という同じ理由によるものと思われます。「お腹を下す」ことは「お腹が冷える」という状況から生命を守るため身体が反応した結果なのです。

更に、体が冷えると血流が悪くなり、栄養も行き渡りにくくなり、免疫力も低下します。こうした状態が続くと腸内環境は悪化し、腸内での正常な活動が出来なくなり、水分調整がうまくいかず下痢になります。こうした状態は悪循環となり、慢性的な下痢に移行していくのです。

⑤その他
体の冷えが招くさまざまな不調は数多くあります。

●肉体面の不調
慢性的なだるさや疲労感、頭痛、不眠、食欲不振、肩こり、腰痛、むくみなど。

特に女性の場合は、体が冷えることによって生理痛が重くなったり、手足がむくみやすくなったりします。

冷えによる不調は、いずれも生活や仕事に大きな影響を与えてしまうため、日頃から予防策をとることが大切といえます。

●精神面の不調
体の冷えによる精神面の不調としては、イライラを感じやすくなってしまうことが挙げられます。

冷えによってだるさや頭痛、腹痛といったさまざまな体の不調が続き、その状態が慢性化してしまうと、うつ状態になる可能性もあります。

体が冷えてしまった場合の解消法
体の冷えをなるべく早く解消するためには、血流の改善が必要です。体の不調の時は激しい運動をすることは難しいため、歩く時間を長くしてみたり、屈伸運動をしたりといった、軽めの運動、温かく消化の良い食事などで血行を良くしていきましょう。

また、シャワーではなく湯船にしっかりと入ることも、全身の血流改善に効果的です。

ぬるめのお湯に浸かって体を温めましょう。血流改善されると、乱れてしまった自律神経が整い、下痢をはじめ体の不調が改善されます。

腸内環境を強化しよう

ストレス、冷えは万病の原因となります。下痢は身体の不調のサインです。

下痢が体質だから、あるいは治らないから諦めようなどと安易に考えてはいけません。腸内環境の改善は全身の健康に繋がります。

生活習慣病の9割は腸で治るのです。ですから、まずは腸内環境をしっかり整えてみましょう。腸内環境を整えるサプリメントがりますので上手に利用しましょう。下痢の改善の近道です。